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天台宗松樹山慈光院・タイトル

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弁天堂写真

・本尊  弁才天

・開眼  江戸年間

・平成17年2月改修

 弁才天は、その昔インドにありました聖なる河が神格化されて生まれた神様であると伝えられています。そのような由来ゆえに、日本で古来から大切に守られてきた水神信仰と結びついて、河川や湖沼などに棲む魔物を鎮める神様として崇められ、全国各地の水辺には弁才天を祀る弁天堂が多く造られたということです。
 由来の通り元々は河川の神様なのですが、川の流れる音が音楽にたとえられて、音楽芸術や芸事の神様として崇められるようになり、さらに音楽は流暢な言葉に通じることから弁舌の神となり、弁舌に優れていることは知恵のある証しとして学問の神となり、さらには江戸時代に七福神の神様として祀られるようになってからは、開運・金運や商売繁昌、五穀豊穣など数々の福をもたらしてくださる神様としても崇められるようになったということです。また、女神であることから地域によっては子宝の神様としても信仰されているという、なんとも御利益の多い神様となっております。当初は漢字で「弁才天」と表記されていたのですが、福の神として金運や財宝の神様としての性格が強くなってから、「弁財天」と書かれるようになったといわれています。
 弁天様の像としては、琵琶を持った二臂(ひ)像(臂は腕のこと)がよく知られていますが、「金光明最勝王経」というお経では弁才天は八臂像であることが説かれていて、当お堂の弁天様は、その経典に記述されている通りの八臂像の弁天様で、それぞれのお手には、宝珠や法輪、剣などの武具があります。また、両側には、脇待として「大黒天」(福の神)と「毘沙門天」(守護の神)を配し、さらなる眷属として童子(如来・菩薩・明王・天につき従うもので、子供の姿をした仏様)を十五体も従えるという、かくもありがたく心強い仏様たちの陣容は、お参りの方に必ずや御利益をもたらせてくださることでしょう。

(※御朱印はありません)







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